Cat Show

キャットショー


キャットショーとは、ショールールに基づき、各純血猫種ごとに定められたスタンダード(猫種標準)の審査基準により、 順位付けが行われる品評会。

ショーキャットのブリーダーは、健康で健全な精神を持ち、スタンダードにより近い容姿を兼ね備えた猫の作出を目指している。チャンピオンシップ、キツンクラス、プレミアシップにおいては、その成果 が厳しく評価される場である。

ハウスホールドペットクラスは、キツン、去勢・避妊済みの猫の部門となり、スタンダードはない。普段はペットとして自由に過ごしている猫達が集り、美しさとコンディションのみによって審査される。

キャットショーの会場には一般見学者も入場することができる。エントリーされている猫を見て、ブリーダーと直接、話ができる機会でもあり、多くの情報を得られる場とも成り得る。猫についての知識を得て頂くこと、猫に関心を持って頂けるよう働きかけることも、キャットショーの役割のひとつ。


キャットショーは、リング(4~10カ所)で同時に審査が実施。

各リンクは、「担当審査員」の名前と「審査内容」が記述。
各リンクは、1人の審査員が担当。
■オールブリード(AB):長毛種・短毛種(すべての猫)
■ショートヘア・スペシャリティー(SH):短毛種
■ロングヘア・スペシャリティー(LH):長毛種
■両スペシャリティー(LH/SH):長毛種、短毛種に分類(1人のジャッジがすべての猫を審査)


チャンピオンシップ or プレミアシップにエントリーされた猫は、ブリード(猫種)ごとにCH(チャンピオン)GC(グランドチャンピオン)の2つのクラスに分類。
 ※2011年5月からオープン(タイトルのない猫)はCH(チャンピオン)としてジャッジブックに記載され、CH(チャンピオン)と区別なく審査。
カラークラスが多い猫種は、更に毛色によりディビジョンというグループに分けられる(ペルシャ等)。


・OP(Open:オープン):ノンタイトルの猫
・CH(Champion:チャンピオン):失格になることなくオープンで6リングを通過(チャンピオン登録を済ませた猫)
・GC(Grand Champion:グランドチャンピオン):200頭のCH(チャンピオン)及びオープンの猫に勝ち抜いた猫、ファイナル・トップ10位以上、または3rdベストチャンピオン以上獲得、更に異なる3人のジャッジからポイントを獲得。
※プレミアシップではタイトル名がチャンピオン→プレミアとなる

・チャンピオンシップ(成猫部門・満8ケ月以上)
・キツンクラス(子猫部門・満4ケ月以上、8ケ月未満)
・プレミアシップ(去勢・避妊猫部門)
・ハウスホールドペット(家庭猫部門)

各4つの部門ごとに1位から10位まで選出し、順位を発表。


<第一次審査>

各タイトルでの分類後、性別で分類され(猫種によってはカラークラスでの分類を経た後)審査。
タイトル、カラークラスごとに、オスの1席~3席、メスの1席~3席が選出、各1席(Dark Blue : ダークブルー)・2席(Red : レッド)・3席(Yellow : イエロー)のリボン(Ribbon)が配布。


<第二次審査>

第一次審査で選出された猫の中から、性別・タイトルの区別に関係なく、カラークラスのみでの分類による1席(Best of Color Class : ベストカラー:Black : ブラック)、2席(2nd Best of Color Class : セカンドベストカラー:White : ホワイト)が選出され、リボン(Ribbon)が配布。


<第三次審査>

カラークラス上位の猫の中から、保有タイトル・性別を問わず、その猫種の1位(Best of Breed : ベストブリード:Brown : ブラウン)と2位(2nd Best of Breed : セカンドベストブリード:Orange : オレンジ)を選出。性別を問わずCH(チャンピオン)及びオープンの猫の中での1位 (Best Champ : ベストチャンピオン : Purple : パープル)が選出、各リボン(Ribbon)が配布。


<ファイナル>
AB(オールブリード)リングはSH(短毛種)・LH(長毛種)すべての猫の中での上位 10頭が、各スペシャリティーの審査ではSH(短毛種)・LH(長毛種)ごとに、それぞれ上位10頭が選出され、総合ランキングが決定、ロゼットが配布。

CH(チャンピオン)及びオープンの猫は、ファイナルの順位以外にCH(チャンピオン)表彰あり。
AB(オールブリード)では、SH(短毛種)の「CH(チャンピオン)及びオープン」での上位3頭、LH(長毛種)の「CH(チャンピオン)及びオープン」での上位 3頭がそれぞれ選出。各スペシャリティーとしてのCH(チャンピオン)表彰を受けたのち、その6頭の中から3頭が選出されてAB(オールブリード)のベスト~サードが決定。
各スペシャリティーの審査では、SH(短毛種)・LH(長毛種)それぞれの上位3頭までが選出。

CH(チャンピオン)表彰は、ファイナルの中に受賞に必要なCH(チャンピオン)及びオープンの頭数が含まれない場合には、別枠で選出。 AB(オールブリード)なら6頭、スペシャリティーなら3頭のCH(チャンピオン)及びオープンが表彰。但しショーのエントリー頭数が満たない場合にはこの限りではない。


<メリットアワード>

ベテランとハウスホールドペットはキツン・チャンピオンシップ・プレミアの3つとは異なり、一般審査で順位がつけられない。
赤白のメリットアワード(家庭猫)は審査を受けた全てのハウスホールドペットに与えられるリボン。
ベテランは銀色(または灰色)のメリットアワードで、その猫種として価値があると認められた場合に付与。
ファイナルは10位まで実施。


RW(Regional Winner:リジョナル・ウィナー): ジャパン・リジョンで開催されるショーにおいて、1シーズン(5/1~4/30)の間に、100リングを上限として獲得したポイントの合計で選出される。全猫種のうち、上位25頭に入賞した猫がこの称号を与えられる。

RW(Regional Winner:リジョナル・ウィナー)を目指す時のポイントは、プレミアシップ、チャンピオンシップ、キツンともに各々にエントリーしている全てのクラスの猫に、勝ち抜いた頭数で算出される。

上限とされる100リングとは、その猫が審査を受けた全てのリングの内から、高ポイントを得た100リングということで、1シーズン中の全てのショーにエントリーすることも可能。全リング数が100に満たない場合でも、ポイントが高ければ、RW(リジョナル・ウィナー)に入賞することが出来る。


アワードポイントの計算方法

各リングのファイナルで1位に選ばれた猫が獲得するポイント(ショーポイント、アワードポイント)はその競技の「出陳頭数ー1」の100%、2位 は95%、3位は90%、4位は85%というように、その順位ごとに5%ずつマイナスされる。

この時、ポイント加算対象となる猫の頭数は、そのリンクが、オールブリードであったかスペシャリティであったかによって異なる。一つのショーでいくつのファイナルに何位 で入賞し、アンオフィシャルカウントの頭数が何頭であったかによって、獲得ポイントが計算できる。

ファイナルに入賞しなくても、審査過程でのブリード/ディビジョンリボン(茶色リボン)を獲得すると、そのブリード/ディビジョンの「出陳頭数ー1」のポイントを、セカンドブリード/ディビジョン(オレンジリボン)ではその95%を獲得。

(以前はキツンクラス、プレミアシップクラスではファイナルでの得点のみを加算したが,2004-2005年ショーシーズンよりブリード/ディビジョンのセカンドまでの得点も加算されるようになった。)

チャンピオンシップ・プレミアシップのグランドポイントの計算

チャンピオンシップは200ポイントでグランドチャンピオン、プレミアシップは75ポイントでグランドプレミアになる。

グランドポイントの獲得は、エントリーされたチャンピオンとオープンを1頭勝ちぬくことで1ポイント。グランドポイントを獲得できる勝利は、紫のブリード/ディ ビジョン内のベストチャンピオンのリボン、あるいはファイナル(1~10位、あるいはベストチャンピオン表彰)を勝ち取ること。

青リボンを頂いてそのカラークラスの チャンピオンのオス(あるいはメス)の1席になっても、それだけではグランドポイントは獲得できない。また1つのリングで獲得できるポイントは、その最高レベルの獲得ポイントに限られる。

ブリード/ディビジョンの中で5頭のチャンピオン(含むオープン)がいれば紫のベストチャンピオンのリボンを頂いた場合は4ポイントを獲得したことになるが、同じリングのファイナル、またはリングのベストチャンピオンに入賞した場合には、ブリード/ディビジョンのベストチャンピオンの紫リボンで得たポイントか、ファイナルの表彰で得たポイントの内、より高いポイントを有効とする。

ファイナル入賞でのグランドポイントの計算は、アンオフィシャルカウントで発表のあったチャンピオン(含むオープン)頭数(各スペシャリティリングやABリング)から、1位 は自分の分(1頭分)を引いたポイント、2位は1位が得たポイントの90%、3位 は1位が得たポイントの80%のように加算される。

スペシャリティーのベストチャンピオンと共にABのベストチャンピオンを受賞した場合は点数の多いABのものが有効になる。また、ファイナルに多数のチャンピオン(含むオープン)が入賞し、サードベストチャンピオン以下であっても、ファイナルに入賞した猫には、チャンピオン(含むオープン)の4位 にはベストの点数の70%、5位には60%が与えられる。

グランドポイントは各リングごとに計算し、小数点以下は四捨五入する。

獲得ポイントは、一週間後にCFAのHerman On Lineで確認できる。


BW(Breed Winner:ブリードウィナー)
猫種別部門で1シーズン(5/1~4/30)の間に、100リングを上限として獲得したポイントの合計で選出される。取得ポイントの合計が、猫種別で世界1位の猫に与えられるタイトル。


NW(National Winner:ナショナル・ウィナー):
世界中のチャンピオンシップキャットの中での全猫種のうち、1シーズン(5/1~4/30)の間に、100リングを上限として獲得したポイントの合計で、上位25頭。

日本で開催されるキャットショーに参加しているだけではアメリカ本国の規模には及ばないこともあり、なかなか手の届かない最高の称号。2000~2001年と2001~2002年のシーズンでは、ジャパンリジョンからもNW(ナショナル・ウィナー)を達成。


DM(Distinguished Merit:ディスティングイッシュド メリット)

メス猫は5頭以上、オス猫は15頭以上のGC(グランドチャンピオン)/ GP(グランドプレミア)を輩出した親猫に与えられるタイトル。このタイトルは名前の後ろに付く。


 

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